スイスのローザンヌというまちで 1 年間生活することになりました。 ヨーロッパに行くのは人生初。 せっかくなので、生活の様子をぼちぼち記録していこうと思います。
チューリッヒに到着
今回は、スイスの東の方にあるチューリッヒに到着。 大学のあるローザンヌに行くまで少し時間があったので、街の中心部をぶらぶらしました。
道路にはトラムと呼ばれる路面電車が。
電車やバスにはゲートのようなものは存在せず、自由に乗り降りが可能。
車掌は街中の公共交通機関を乗り継ぎ、そこに居合わせた乗客の乗車券を抜き打ちでチェックしているようです。
小高い丘から街を見下ろすことできました。
フラッと入った教会のステンドグラス。
独特な雰囲気が印象的ですが、なんとシャガールが手がけたものだそうです。
窓から差し込む光が幻想的。
サヴォア邸などフランスの印象が強いル・コルビュジェもスイス出身らしく、彼のデザインした建物がパビリオンとして用いられていました。
不動産の高騰により人々が車を改造してすみかにする様子からインスピレーションを受け、作られたものだそうです。
ローザンヌへ
これから暮らすローザンヌは、スイスで 4 番目の大きさの都市だそうです。
フランス語圏で、都市圏の人口は 45 万人程度。雰囲気は西宮みたいな感じです。
ラッシュ時のメトロは激混みでそこそこ辛いですが、それを除けば街にたくさんスペースがあります。 噂によると、景観に関する条例や、農地のスペースを確保する必要がある関係で建物がたくさん建てられないとのこと。 家探しに苦労した人も多いようです。 自分もかなり苦労しました。

大学
留学先の大学は École polytechnique fédérale de Lausanne (EPFL, スイス連邦工科大学ローザンヌ校) という名前です。 かっこいい。
スイスの大学といえばロボティクスに強い ETH というイメージが強いですが、 EPFL は ETH の姉妹校で、 VMWare の co-founder や Scala の設計者 など、みんなが知っている (かもしれない) ソフトウェアとの関連が深い人物も在籍する大学です。
Rolex Learning Center
大学の顔は Rolex Learning Center 。 日本の建築ユニット SANAA により設計された、美しい図書館です。
平らなスペースが少なく机を置きにくいこと、オープンなデザインにより図書館の本を容易に持ち出すことができること、化粧室が地下の奥深くに隠されていることなど、色々と問題もあるような気もしますが、圧倒的な存在感やその佇まいから、多くの学生に好意的に受け入れられているようです。

今は課題に追われています。10 月の休みが楽しみです。
